Topic

肉声を聴きたくて!

こんにちは!
成田万寿美です。

先日、パソコンのトラブルにイライラし、
その感情を抱えたまま、サポートセンターに電話をしてしまいました。

こんな時は、ついつい、こちらの説明も早口になっています。
相手を急かす気持ちのあらわれですね(恥)

と、分かっていても、電話の向こうから、
「では〜、シリアル番号からお聞かせ下さい。」
「次にご本人確認をさせて頂きます」とお決まりの言葉が続くと、

ますますイライラが募ってしまうのです。

多分、「何があっても、落ちついた声で!」と指導されているのだという事は
察しがつきます。
きっと、イライラ声のクレーマーさんも多くて、大変なお仕事ですよね。

でも、いつでも、同じ明るい声が良い声とは限らないのです。
時に、機械音のように感じられることがあります。

もっと、”肉声”が聴きたいなぁと、成田は思うのです。

肉声とは・・
機械的な音声ではない、人間味が感じられる声のことです。

そのためには、お客様の声の奥にある”気持ち”を察する
上質のコミュニケーション力も求められます。

例えば、「お急ぎのところ恐れ入りますが・・」等、
ひと言添えてもらうだけでも、こちらの気分は違いますよね。

そして・・・
相手が急いでいると感じられた時は、少しテンポよく。
深刻そうな声には、そのトーンに合わせて丁寧に。

声の波長を合わせていくだけで、
そこに、目に見えないラポール(信頼関係)が築かれ、本当に話しやすくなります。


以前、あるコールセンターに電話をした時のこと、
担当の男性が、電話を切る前にこうおっしゃいました。

「今回の成田様からのご質問は、他のお客様にも 起こりえる事だと思いました。
必ず、会社に上げておきます。貴重な情報を教えて頂きありがとうございました。 」

自分の名前を呼ばれた事と、その心ある言葉に感動してしまいました。

顔が見えないからこそ、1対1のコミュニケーションが大切ですね。

お客側からも、会話の質を変える試みはできますよ。

担当者の方は、必ず最初に名乗られますので、
わたしは必ず、お名前をメモし、時々呼びかけながら話すことにしています。

「〇〇さん、よろしくお願いします」
「〇〇さん、もう一つ聞いていいですか』
「〇〇さん、ありがとうございました、良くわかりましたよ。」など^^

不思議なくらい、自分も相手も、声のトーンが変わり肉声に近くなりますよ。

良き会話は・・・
双方の思いやりで作って行くものですものね♪

 

成田万寿美

 

気持ちで負けない人!

人を巻き込む話し方<基礎編>

関連記事

  1. きっと声は届いている!

    2012.07.17
  2. 人を巻き込む話し方<基礎編>

    2012.09.14
  3. 「すみません」と言わないで!

    2012.08.02
  4. 営業しない営業

    2013.02.23
  5. ”人を看る”ということ!

    2012.06.29
  6. 逃げない人!

    2012.11.21
PAGE TOP